こんばんは Giotto 宮原です。
この秋冬、こちらのブランドより、新たなブーツが仕上がりました。展示会時にはまだ未完成。大体の全体図は分かりましたが細かな修正が多く、展示会に間に合わなかったとか・・・。それでもオーダーしたのは作り手の拘りが詰まった作品だと感じたから。もちろん、見た目がカッコいいのが前提でありますが、その物にかける思いが伝わる、そんな一足に仕上がっているのではないでしょう。是非、一度店頭でご覧くださいませ。WH+N(ダブルエイチ + エヌ)メンズファッションディレクター 西口修平氏が今作手掛けたのがこちらの一足。
WH / ダブルエイチ NWH-0002 ハギンググッドイヤー製法 ジョッパーブーツ 【ブラック】
前下がりのストラップデザインが施されたこちらのモデル。程よい厚みの艶消しゴールドバックルが足元を華やかに。
一般的なジョーパーブーツですと、着脱がしにくいという難点がありましたが、こちらのモデルは、内側をサイドゴアデザインに変更したことで、それを解消しました。
内側に施すことで、ジョッパーブーツのエレガントな見た目はそのままに、着脱のし易さを可能にした仕上がりとなっています。アッパーには、春夏に登場したビットローファーと同じ、デュプイ社のシャトーブリアンカーフを使用。通常のカーフよりも更に厳選されたカーフは、薄くしなやかで強さも感じられるレザーになっています。
ソールはヒドゥンチャネル仕様。オープンチャネルよりも手間がかかるチャネル仕上げで、通常既成靴では高級靴で見られる仕様になります。
また、フィドルバック仕様になっています。靴のウエスト部分がキュッとシェイプし、かつ裏側から見ると本底の中央が山のように鋭角的に切り立った仕様のこと。ビスポーク靴に見られた贅沢な仕様だが、ガジアーノ&ガーリングなど高級既製靴にも採用されています。ご存じの方はこの仕上がりで、この価格帯?!と驚く方も正直いるのではないでしょうか。
ヒールは、地面にかけてテーパードしたピッチドヒール。こうする事でヒールがスッキリ見え、靴全体のシルエットも華奢に見える。高級ドレス靴に多い仕様。
本日公開となりましたので、こちらからもご覧ください。
それではまた明日、お待ちしてます。